昨日に引き続き、プロジェクト管理の目線から中学受験を考えるシリーズ。今日はプロジェクト管理から見た中学受験の難しさについて書いてみようと思います。
※あくまでも、ひとりのITプロジェクトマネージャーの考察ですのでご注意ください
中学受験における3つのファクタ
- 納期(=2022年2月)
- リソース(=本人の学力=地頭✖️学習効率✖️学習量?)
- スコープ(=志望校)
になるかなと思います。
中学受験成功の鍵はこの3つのバランスを保つことになります。納期は固定なので、調整できるのは、リソースとスコープですね。
リソース
ここでは、リソース=地頭✖️学習効率✖️学習量と定義してみました。つまり、巷で一番大事と言われている地頭というベースの上に、どういった質と量の勉強をするかによってもたらされる学力をリソースとしています。
中学受験の難しさは、このリソースが未知数であること(ITプロジェクトでリソースが未知数なんてあり得ない)。伸び盛りの小学生、かつ、我が子のことなので大きな期待をしてしまいます。塾に通っていると、経験豊富な先生方がこの辺りを的確に判断してくれるのかなー。自宅学習だと、自分の子供の力を信じつつも、客観的に見極めるという、とても難しい判断を求められることになります。
スコープ
スコープ=志望校としてみました。
納期固定、リソース未知数という状況の中、スタート時点でスコープ(=志望校)を決めてしまうのは炎上のもと。ITのプロジェクトでもよくある失敗ケースになります。
炎上しないためにできることは、はじめに定めたスコープを途中経過をもとに見直していくこと。ここは中学受験でも同じですね。
まとめ
- リソースにあたる本人の学力が未知数であることが一番の難しさ
- プロジェクト成功の鍵は、伸び代を信じつつも客観的に判断すること
- 当初の志望校は仮置きとする
2番目が一番難しい。やっぱり6年生は塾に任せるのが良いのかもしれないなと思ってきました。。
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