夏以降の国語学習を考えるにあたり、いろいろな国語学習論(?)を勉強中です。わたしも学生時代は国語に泣かされたので、国語の勉強方法には興味があります。
高3の夏に国語の偏差値を見た塾の先生に「君、国立受けるんだよね?」と言われた記憶が鮮明に残っていますw
今回読み比べているのは下の4冊。
かなり有名らしい出口式
↓Amazon Primeで無料で読めます
我が家も語彙力の問題集を使っているふくしま式
読みテクトレーニングという問題集が気になっていて、その著者の方。
きょうこ先生主宰のアートオブエデュケーションの国語の先生。
出口式?ふくしま式?
前半2冊、出口式とふくしま式は、ともに国語は論理である!という内容。
自分が国語ができなかった理由がよーくわかりました。当時のわたしは、「国語はセンス。主人公の気持ちなんてわからない。国語には理屈がないから解けない」と思っていました。学生時代に出会いたかった。
わたしの話はさておき、出口式、ふくしま式について。
出口式では小学生のうちに習得すべき論理として「因果関係・理由づけ」「イコールの関係」「対立関係」の3つがあげられていました。
一方のふくしま式では、国語力は「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の3つで構成されていると考えるようです。
これ、同じことでは?
「因果関係・理由付け」:「たどる力」
「イコールの関係」:「言いかえる力」
「対立関係」:「くらべる力」
表現が少し違ったり、細かいところで違いはあるのかもしれませんが、基本的だいたい同じなのではないかと思っています(ざっくりですみません)。
論理的に伝える力は大人になってからも大事なので、中学受験関係なしに身につけて欲しいなと思っています。夏以降、何かしら問題集を買ってやってみたいです。
ちなみに、3つの力の重要性については、『「本当の国語力」が驚くほど伸びる本』の方がわかりやすいと感じました。
読解力
後半2冊は、読解ついて具体的に説明されている本でした。答え探しの技の方が基本はできている子向け、金子先生の方が国語を苦手としている子向けという印象です。
答え探しの技の方が詳しく載っている分、すべて実践しようとすると訓練が必要そう(そのために読みテクの問題集があるのかも?)。そして、こちらの本には、設問文の読み方、設問の解き方も手順として詳しく説明されていました。
一方で、金子先生の方は、シンプルに要点だけをまとめた形で実践しやすそう。ただ、すでに文章の読み方の基礎はわかっているという方には物足りない内容なのかもしれません。こちらの本で印象的だったのは、読解力は、読み通せる→読みとれる→解けるというステップがあるとのこと。
まずは2冊のいいとこ取りをして、長男にできそうなところから取り組んでみようと思っています。
※出口式の本はAmazon Prime Readingで読んだので実物はありません