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認知特性から勉強方法を考える。目タイプ、ことばタイプ、耳タイプ

我が家の長男と次男。興味の方向性は似ていてとっても仲良し。いつも一緒に遊んでいます。それでもこの2人は正反対だなと感じることが多いです。

 

少し前にネットで「認知特性」についての記事を目にして、私が感じる2人の違いはこれなのかもしれないなと思っていました。冬休みになって時間ができたので調べてみました。

 

Topics

 

認知特性とは

認知特性とは,目で見る,耳で聞くなどの五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な 情報を,脳の中で「整理」「記憶」「理解」する能力のことです。

  • ①視覚優位・・・情報を「見て記憶する」のが得意
  • ②言語優位・・・情報を「読んで記憶する」のが得意
  • ③聴覚優位・・・情報を「聞いて記憶する」のが得意

出典:宮城県総合教育センターH30年度研究成果物(特別支援教育研究グループ)(PDF)

 

 入ってきた情報をどうやって処理するかということのようです。特別支援学級などで活用されることの多い概念のようですが、もっと早く知りたかった!と思いました。この特性を元に、長男と次男のことを考えてみたら、まさに2人は正反対の特性を持っていることに気付きました。

 

3つのタイプ

視覚優位

情報を絵や図などのイメージで捉えるタイプ。

視覚的に好きなものを眺めることが好き。人の顔や行った場所などを写真を撮るように映像で鮮明に記憶できる。一方で、言葉で伝えることが苦手で、似た漢字を間違えて書いてしまう傾向がある。

例)「空海」を覚えるときはイラストを使う

 

言語優位

情報をことばで順序立てて整理して捉えるタイプ。

おしゃべりが上手で本を読むのが好き。道順などは地図で理解するより、文章で順序てて説明された方が理解できる。ノートをまとめるのが上手く、一般的な学校教育で力を発揮しやすいため、優等生と言われる子はこの特性を持っていることが多いようです。

一方で、口頭でたくさんの指示を出されると理解できないことがあるようです。

例)「空海」を覚えるときは空海にまつわるストーリー(説明)と共に覚える

 

聴覚優位

情報を音で捉えるタイプ。

人の話を聞いて理解することが得意で、リズム感があり一度聞いた歌やメロディを覚えるのが早い。ものまねやダジャレが上手。一方で、初対面の人の顔と名前が一致しなかったり、同じ音の漢字を間違えたりする。

ひとりごとを良いながら学習するのがよいそうです。

例)「空海」を覚えるときは「空海」と声に出す

 

参考サイト①:認知特性を知れば、子どもが伸びる!(2ページ目) | kodomoe(コドモエ)—「親子時間」を楽しむ子育て情報が満載!

参考サイト②:認知特性を知ってレベルアップ!視覚優位と聴覚言語優位〜 | TEACHER'S JOB

 

診断テスト

3才までをベースにした診断テストのようですが、とても参考になりました。この記事は本田真美先生という小児科の先生のお話をもとに書かれています。

kodomoe.net

 

大人だともっと細分化して6タイプに分けられるようです。本田真美先生のHPからExcelがダウンロードできます。こちらのHPではタイプの説明は書籍を参照となっていましたが、検索すると出てきます。

micri.jp

ちなみに、私はカメラタイプ(視覚)、辞書タイプ(言語)、サウンドタイプ(聴覚)が強めでした。あれ?特徴なし?バランス型?とりあえずポジティブに捉えておこうと思います。

 

我が家の場合

長男は視覚と聴覚、次男は言語の特性が強そうだなと思っています(上で紹介した3才ベースの診断テストの結果+大人の診断テストを参考に)。ほら、正反対。これだったんだなー。

 

長男は一度行った場所を本当によく覚えています。絵を書くのも上手。音にも敏感で歌やものまねが好き。人の話を理解するのが早い。結構早口で捲し立てちゃったけど大丈夫かな?と思っても、ちゃんと理解しています。

そして、似た漢字、音の同じ漢字の間違いがものすごく多いです(汗)

 

次男は一度行った場所は全然覚えていなくて、道順で覚えるタイプ。本を読むのが大好きで活字から取り込む情報量がすごい。文字で整理するのが好き。

ただ、口頭指示が苦手で、先生が何か言ってたけどちょっとよくわからなかったんだよねと言っていることがあります。私との会話もしっかり理解できていないことが多々あります。

 

今回認知特性について調べてみることで2人の違いがスッと入ってきました。目から鱗が落ちるとはまさにこのこと。

 

さっそく子供たちにこの話をしてみました。視覚優位、言語優位、聴覚優位という言葉はわかりにくいかなと思ったので、それぞれ目タイプ、ことばタイプ、耳タイプとしてみました。ポケモンぽくてヒットしたようです(笑)

 

人間にはそれぞれ特性・個性があるということと(この話は普段からよくしています)、長男は目タイプと耳タイプ、次男はことばタイプが強そう。自分の得意なことを上手く使いつつ弱い部分も伸ばせると良いねという話をしました。

 

情報技術の進歩とともにどんな人でも情報を収集しやすい時代になった

昔はメディアといえば活字でした。なので、言語優位の特性をもっていないと能力を伸ばしにくい世界だったのだろうなと思います。でも、今は違います。情報技術の発達で音声だって画像だって動画だって手に入る時代です。そういう意味でも万人が情報を入手しやすい時代になったのでしょうね。

 

ちなみに、多分夫は長男と同じく視覚・聴覚が強いタイプだと思います。情報収集といえば講演会・動画・オーディブルがメイン。いっつもAir Podsで何かを聞いています。私はラジオやオーディブルは苦手なので不思議に思っていましたが、なるほどなと思いました。

 

日々の学習に生かす

特性を知っていれば、日々の学習にも生かすことができそうだなと思っています。例えば長男は暗記が苦手。これは活字で暗記をする従来のやり方が向いていないだけだと思っています。例えば、ひとりごとを言いながら学習することで今よりは定着しやすくなるかもしれません。他にも、音読や読み聞かせも効果的なのかもしれません。

次男は言語優位なので私が読んであげるよりも自分で読んだ方が捗るのかもしれません。でも読み聞かせは昔から好きだったのでそうでもないのかな。(でも次男は読み聞かせのときも活字を目で追っていたような記憶があります)

 

日々の学習の中で少しずつ意識してやってみようかなと思っています。

 

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