我が家には持ち偏差値-10のお気に入りの併願校がありました。
親子ともにとても気に入っており、過去問の相性もOK、あこがれ校と第二志望がダメでも、この学校から合格をもらえれば大満足。そう思っていたんです。
でも、最後の最後で状況が変わります。
パパの「ここから先はラッキーボーナス」発言あたりでようやくエンジンがかかった長男。これまでとは別人のように集中して勉強するようになりました。多分、1月中旬あたりの出来事だと思います。本当に最後の最後ですね。でも、この期間で算数、理科、社会は随分伸びた感じがしました。
以前の記事にも書きましたが、学力も十分すぎるほど上がったし、何より、まだ12歳の小学生が受験を自分ごとと捉え、しっかり前を向いて勉強できたという事実だけで大満足だったんです。
でも、あるとき長男が言いました。
「〇〇中学(お気に入りの併願校)も好きだけどさ、こんなに頑張ったんだから、偏差値の高い学校に合格したいよ。」
長男の中では、自分の学力を証明するものは偏差値しかないのですよね。しかも最後の模試では大きく偏差値を落としています。こんなに頑張ったんだから偏差値の高い学校からの合格が欲しい。当然だと思います。
偏差値なんて気にしなくていい、そう思っていましたが甘かった。そして、自分の併願戦略を悔やみました。
結果的に第二志望から合格をいただくことができたのですが、過去問の感じからだと合格は厳しいかもしれないと思っていました。志望校として偏差値相応の戦いをもう1校くらい用意してあげることも必要だったのかもしれないと感じた出来事でした。
我が家は志望校をかなり絞り込んでいたので、もう少し広げて検討すれば偏差値相応の学校が見つかったかもしれないなと思います。受験結果にも書きましたが、持ち偏差値-15の学校も受験しており、また、併願校を複数回受験することも視野に入れて考えていました。この辺りもリスク側に寄りすぎたなと思っています。。
第二志望合格で涙が止まらなくなってしまうほど嬉しかったのは、この発言があったから。長男の最後の頑張りが報われたような気がして、涙で声にならなかったけれど、「よかったね、よかったね」と心の中で繰り返していました。
今思い返しても涙が溢れてきてしまいます。
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