2校目は持ち偏差値-2(首都模試65程度)の学校です。
1校目の特待合格の後だったこともあり、過去問の感触がよかったこともあり、今日もいけるんじゃね?という少しゆるんだ雰囲気で迎えた当日。現実はそれほど甘くありませんでした。
ここは埼玉有数の前受け校。この日の受験者数は2000人を超えます。大手塾の精鋭たちの前受け校でもあり、当然この学校が第一志望の子もたくさんいるでしょう。1校目とは全く違った雰囲気に、これが中学受験か・・・と圧倒されました。
そんな中、長男と私はネジがしまりきっていない状態で会場入り。その上、建物内の受付まで一緒に行かなければいけなかったのに、玄関で送り出してしまうという痛恨のミスをしてしまい、一抹の不安を抱えてのスタートとなりました。
あとで知ったのですが、受付で受験終了後の集合場所や退室時間についての案内があったようです。
そして、出てきた長男が発した「算数100点かも」のひと言に、これはやばいかも・・・と嫌な予感が。そして、この嫌な予感が見事に的中してしまうこととなりました。
この日も算数以外のデキには触れず、「今日の学校、結構好きだったなー、合格したら通える?」と、合格してるのではないかという気持ちでいたのだろうなと思われる発言もありました。
そうだね、この学校なら1時間半くらいだから通おうと思えば通える。だから2校目はここを選んだんです。でも・・・
そして、翌日。
どうか合格していてほしいという気持ちで一緒に合格発表サイトにアクセス。そこには「残念ながら不合格です」の文字が。
長男も「えっ?」という表情でした。
得点開示ありの学校だったので素点を確認すると、国、理、社はいつも通り。100点かもと言っていた算数が70点。そして、ボーダーに5点足りないという結果でした。算数があと1問できていれば・・・。
長男に算数の話を聞いてみると、案の定、見直しをせずに難しい問題と格闘してしまったとのこと。入試で一番やってはいけない戦法を選んでしまったのですね。
ただ、この不合格により、1問のミスで合否が分かれる厳しい現実が身に染みてわかったようです。これまでなかなか見直しをしなかった長男ですが(おいおい)、本番での不合格でようやく見直しの重要さに気付き、算数はしっかり見直しをするようにしたそうです。気付くの遅っ!(笑)
埼玉には今回受験した学校の他にも得点開示をしてくださる学校があります。
もしこの学校に得点開示がなく、算数で大ゴケしてしまったことに気づかなかったとしたら、偏差値相応で過去問のデキも良かった学校での不合格にとても不安になってしまったと思います。1月校の受験を検討する際は、得点開示の有無も確認しておくことが大事かもしれません。
そして、この算数の大ゴケがあったからこそ第二志望に合格できたのだろうなと思っています。第二志望は国語の相性が悪く、算数でしっかり得点できるかどうかで合否が分かれる印象でした。合格をもらえたので、きっと算数で取るべきところを取れたのだろうなと思っています。そう考えると、とても貴重な不合格でした。
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