中学受験に向けて頑張ろうと決めたころ、こちらの本に出会いました。前回は、さらっと読んだだけだったので、改めて読み返してみました。私が目指す中学受験の姿がしっかりと言語化されており、折に触れて読み返したい1冊です。
私が特に感銘を受けた部分をご紹介します(自分のまとめのためにも)
10才以降は勉強に適した脳になる
これはよく言われることですが、10才以降は脳がほとんど大人と同じになるので、ガンガン勉強させてよい。スポーツでも9才〜12才ごろをゴールデンエイジと呼び、高度な技術を身に着けることができる、かつ、将来伸びる土台を作るのに絶好の時期。
つまり、小学校高学年の子供は何かに一生懸命取り組むには最適。スポーツでもよいし勉強でもよい。テレビやゲームに時間を費やし「何もしない」のはありえない。
必笑法
たとえ全滅しても「やってよかった」と思える境地に至ること。そのために
- 努力が報われないこともあるという現実を受け入れる
- 何がなんでもというこだわりを捨てる勇気を持つ
- 受かった学校が最高の学校。第一志望以外はすべて第二志望
- テストの点ではなく、プロセスにも注目して我が子の才能を評価する
志望校の選び方
- 学校ごとの「らしさ」を見極める。子供達はそれぞれ個性があるが、その学校「らしさ」を身に纏って卒業していく
- 学校説明会などで校長=学校の象徴の様子をよくみておく
- 入試問題にも学校の教育観が表れる
- 入試問題との相性=その学校との相性とも言える。入試問題がおもしろい・いい点が取れる学校では、楽しい6年間が過ごせる可能性が高い
- 第一志望は20%でも可能性があるならばあきらめる必要はない
- どこかには合格できる確率を計算する
その他
- 中学受験は残酷なまでに親の未熟さをあぶりだすイベント。中学受験を笑顔で、終えられる親子とは、親自身も、中学受験という機会によって成長できた親子
- 捨てる勇気
- これ以上頑張りすぎると危ないというときに、ブレーキをかけてあげる
- 家庭をほっとできる場所にする
- 親は無力
前回も今回も、こみあげてくる物がありすぎて、ついついホロリとしそうになりました(読書は電車か会社の昼休みなので必死にこらえます)。中学受験が終わった日、家族全員で笑って乾杯したい!その日に向けて、この本をバイブルに頑張ろうと思います。必笑!!