夏期講習に参加してみてよかったことシリーズ第二弾です。
半年くらい前までの長男は、塾は絶対にいかない!と言い張っていました。なぜなら、お友達に塾のクラスで優劣をつけられるのがイヤだから。
ちょっと話はそれますが、大人になると、人と比べることの無意味さを痛感します。日本という狭い世界でみても、家庭によって価値観は様々、家族構成や環境も全然違います。世界を見渡せば、より顕著です。人と比べることって本当に虚しい。
人と比べるという行為は、優劣をつける行為です。自分の方が秀でているところを見つける(オレの方が計算は速い!とか)、もしくは、相手の良いところに対して劣等感を感じます。
似ているようで全然違うのが、違いを認める行為。他人のよいところを見つけて、自分はどうなのかを見つめる。
だから、子供たちには人と比べる癖をつけないで欲しいと思っています。
そして、それが、通塾に積極的になれなかった理由のひとつでもあります。
塾って基本的に競争社会ですよね。テストの成績でクラス昇降があったり席順が決まったり。この辺りがあまりしっくりこないんです。
子供のやる気を引き出すために競争心を利用するというのは理解できるので、塾のシステムとしては仕方ないのだと思っています。
でも、長男はこの半年で精神的にグッと成長したような気がしています。
何かの本で、10歳ごろを境に子供の脳は大きく成長して、それまでは霧がかかったような世界にいるけれど、その霧が一気に晴れるような感じになると読みました。本当にそんな感じがします。
今なら、塾という競争社会の中でも自分を見失わずにやっていけそう。そんな風に感じています。あれだけ嫌がっていた通塾も、今は前向き。お友達に何か言われたら嫌じゃないの?と聞いたのですが、「気にしないから大丈夫!」とのこと。頼もしいです。
なんか、ずいぶん話がそれてしまいました。
そんな感じで夏期講習に参加しているのですが、実際、お友達からも良い影響を受けています。
一番上のクラスに同級生を発見したらしく、あいつスゲーなーと憧れの眼差しに。トップクラスの秀才が実在の人物だという実感が沸いたようです(笑)
そして、同じクラスの同級生については、A君は国語を解くスピードが半端ない、Bさんは算数がめっちゃできる!など、それぞれの良いところを見つけて、自分も頑張るぞー!と気合が入ったみたい。
こんな感じでお友達の良いところ沢山見つけて、良い刺激をもらって欲しいなと思っています。
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