夏期講習の申し込みに行ったときに、塾長がおっしゃっていたひと言です。
「受験はイス取りゲームみたいなもの。誰かが入れば、誰かが追い出される。」
確かにマクロな視点で見ればその通り。例えば、塾全体で見た場合、例年A校には何人くらい受かるから・・・みたいな感覚になるのかなと思います。塾全体の成績を引き上げることができればイスの数は増えますが、塾ごとに母集団の成績は毎年ほぼ一定なので、イスの数を増やすことは難しいのでしょう。(例えば、今回通う塾の母集団をSAPIXレベルまで引き上げるというのは無理)
でも、ミクロでみた場合は、結局は本人と入試問題の戦いになります。合格点を超えられるように勉強するだけ。
やっぱり、塾のこういうところは好きではありません。
一応補足しておくと、有益なお話ももちろんできました。本人をやる気にさせることが大事とか、低学年のうちはとにかく勉強が楽しいと思えるようにとおっしゃっていて、その辺りの考え方はとても共感できました。
データを使ってマクロな視点で捉えることは大切ですし、知識としては入れておきたいですが、一番大事なのはそこじゃない。他人との比較ではなく、本人の成長にフォーカスしていきたいです。
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