二月の勝者の第9巻が発売されましたね。
漫画でこんなに泣いたの初めてです。
まだ読んでいない方もいらっしゃると思うので、内容にはあまり言及しないようにしますが、第9巻では「母の狂気」が取り上げられていました。
わたしが中学受験で一番恐れているのはまさにコレ。
というのも、中学受験で家庭崩壊しかけた友人がいたんです。当時はなんの知識もなかったので、話を聞いてあげることしかできませんでした。いや、たとえ今だとしても、ご家庭の価値観には踏み込めないかな・・・。
今日はそんな友人の話を。
Yちゃんは、会社の友人で定期的にランチをする仲です。お子さんは現在中学3年生のH君。独身時代からの付き合いなので、割と長い付き合いです。
H君、受験はしたいけれど、とにかく勉強をしない。それでも算数のセンスは抜群で、ほとんど家庭学習をしないにも関わらず、算数は上位をキープ(さすがに直前期は算数も落ちたと言っていた気がします)。
もともと、Yちゃんと旦那さんは偏差値60以下の学校には進学させないと決めていたため、6年生になっても勉強しないH君と毎日バトル。受験直前期には、Yちゃんが塾のテキストを全部捨てようとしたり、旦那さんが手をあげてしまったり、塾にいかずに行方不明になってしまったりと、本当に大変そうでした。
そして、わたしが一番気になったのはYちゃんの話し方なんですよね。
Yちゃんの話を聞いていると、H君の受験なハズなのに、Yちゃんのイベントのような感覚を受けました。そしてH君ディスりが酷いんです。ストレスを吐き出したくなる気持ちはわかりますが、それにしても酷かったです。
ちなみに、Yちゃんは、とっても勉強熱心で、食などへの関心も高く自然派、子供のために良いと思われることを沢山してあげていました。いつもH君の話をしていて、H君のことを本当に大切に思っていることが伝わってくるような、そんな普通の良いお母さんでした。
結果、H君は志望校からはご縁をもらえず、公立中に進学しました。中学受験以来、反抗期も重なり、H君との関係が悪化してしまい、大変そうです。Yちゃん曰く、普通の反抗期より酷いとのこと。
そんな壮絶な中学受験体験を聞いたあと、『二月の勝者』に出会い、Yちゃんが特殊なわけではなく、今の中学受験は人をあれほど追い込んでしまうくらい過酷な世界なのだ・・・。と中学受験がますます怖くなったのでした。
本人は大丈夫だと思うんです。子供って強いですから。無知ゆえの強さ?
心配なのはわたしです。自分のためにもブログを書き続けようと思うので、もし、おかしな方向に向かっていたら、どなたか優しく教えていただけると嬉しいです。
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