兄弟2人のほぼ塾なし中学受験の終えてのまとめ記事を書いています。今回から4回に分けて、教科ごとの振り返りをしてみようと思います。
1周目。長男の中受でわかったこと
どの偏差値帯を目指していようと、とにかく、とにかく、基礎が大事ということ。
長男はある程度基礎が固まったと思い、6年生の教材に2ヶ月遅れで進みましたが、それでも進めませんでした。メンタル的な問題もあったように思いますが、基礎のやりこみが足りなかったことが一番大きな原因だと思っています。
6年春の合不合第一回の算数の偏差値は59。ただし、応用問題ができるようにはならず、合不合の偏差値はこのときがピークでした。一方で首都模試の偏差値は春の65から回を重ねるごとに上がり75まで行きました。
夏に下剋上算数の基礎編をひと通り終わらせたところ、応用問題も頑張って挑めるようになりましたし、算数の成績はかなり安定したように感じます。
6年生の教材についていかなければという焦りがあり、5年生をすべてやりなおす勇気がなかったことが悔やまれます。。
2周目。とにかく基礎を固める作戦
5年冬まで
長男は得意の算数で自信をなくし、勉強に対するモチベーションが下がってしまいました。その反省を元に、次男は5年生までは算数に集中してとにかく基礎を身につけることを最優先しました。
- Z会のカリキュラム通り進める
- 長期休みを使って復習(練習問題をすべて解き直し)
- 3回やってもできないものは先送り
このような方針で、とにかくZ会の教材に全集中。5年生の秋までは市販教材はほぼ使いませんでした。
3点目に書いた「先送り」について。次男はニュートン算と時計算が苦手でした。両方とも5年生の秋に出てきたと思います。何度やっても腹落ちしているように見えなかったのでいったんそのまま通り過ぎ、冬休み、春休みと何回か挑戦するうちに苦手意識もなくなってきたようです。何度やってもできないものは、少し間をあけて取り組むとできるようになるような気がしました(多分脳が成長してる)。
5年冬〜6年夏
5年生の冬にひと通りの単元学習が終わるタイミングで、四谷大塚の四科のまとめで穴がないかを確認。正答率が低い単元は祝日や長期休みを使って5年生の教材をやり直しました。
次男は夏前の時点でほぼ基礎が固まった感じがあったため、夏休みは6年生の教材を中心に解き直しをする予定だったのですが、残念ながらあまりはかどりませんでした。ここでの失速が後々の成績下降につながったような気もしています。。
ちなみに、基礎に不安がある場合は長男と同様、下剋上算数の基礎編をやろうと思っていましたが、四科のまとめが好調だったので下剋上算数はやりませんでした。
6年秋以降
算数は基礎ができれば、あとはどれだけ応用問題に対応できるかの勝負です。ここは本人の精神的成長の面も大きいのかなと感じました。また、志望校の出題傾向があると思うので、志望校の過去問で力をつけていくことが大事な気がします。
ちなみに、Z会の6年生の後半は思考力問題中心なので、志望校によってはほとんど必要ない可能性もあります。次男曰く、Z会をやっているとY60の過去問は簡単に感じたと。Y65についてはZ会をやっていて良かったそうです。
6年生の秋以降は、過去問>苦手強化>Z会の順で優先度をつけていました。Z会は月例テストと志望校では出題されにくい単元は飛ばしています。
苦手強化ですが、次男は取れてほしい平面図形(小問集や大問の(1)とか)を落とすことが多かったので、魔法ワザの平面図形の部分をひと通り(できるようになるまで何周か)やりました。これでかなり平面図形は力がついたと思います。
また、直前期は塾技100から問題を適当に拾って取り組んだりもしていました。左側のページに解法がきれいにまとまっているので、読むだけでも頭の整理になったようです。なみに、結構難しいので基礎ができていない状態で取り組むのはNGだと思います。
まとめ
算数は基礎ができていない状態でいくら応用問題をやってもほとんど意味がないと思いました。とにかく基礎。基礎を積み上げてなんぼの教科です。6年生のZ会の教材は本当に難しいので、まずは5年生の教材をスラスラ解けるレベルにすることが大事だと思います。