教材をデジタル化したい際に使っているのがAdobe Scanというツールです。
Z会中学受験コースでは、添削をWebで提出できるので(4年生まで)、次男の添削提出にも、こちらで取り込んだものを画像で書き出して使っています。5年生以降もWeb提出できるようにして欲しい。
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AdobeといえばPDF。ですが、デザインツールの会社でもあります。そんなAdobeが出した無料アプリのAdobe Scanは本当に秀逸です。
ちなみに、Microsoftも類似のスキャンアプリとしてOffice Lensというアプリを出しているようですので、Microsoft派の方はこっちの方が使いやすいのかも。
Topics
- Adobe Scanのお気に入りポイント
- 使い方1. スキャンする
- 使い方2. スキャン範囲を確認(任意)
- 使い方3. クリーンアップ(任意)
- 使い方4. 色の調整(任意)
- 使い方5. PDFを作成する
- 使い方6. 作成したPDFを使う
- まとめ
※こちらでご紹介する使い方は、2020年10月時点のiPhoneでの操作となります。
Adobe Scanのお気に入りポイント
まずは、Adobe Scanのお気に入りポイントを紹介。
- 色調を調整できる
- スキャン範囲を後から調整できる
- 文字はテキストとして読み込まれる
- クリーンアップで不要部分を消せる!
上2点は写真アプリにもある機能だと思います。
3つ目はさすがAdobe。ちゃんと文字として認識されるのでPDF内を検索できるんです。例えば、「徳川家康」ってどこに載ってたっけ?って探したくなったら、検索でたどり着けちゃいます。
そして、今回ご紹介したいのは、4つ目♪百聞は一見にしかずということで、画像でご紹介。
こちらは、とある1ページを取り込んでいる様子。歪みを防ぐために、思いっきり指が映り込んでいますが、綺麗に消すことができます。(ちなみに、周りが余白でないと消せませんので、余白部分を選んでおさえるコツは必要)
クリーンアップ前↓
クリーンアップ後↓
そして、気づいてしまったんです。これまで消しゴムで一生懸命消していた算数も、この機能を使ったらラクに消せるのではないか!?
場合の数をすっかり忘れてしまっているので、4年生のエブリスタディをひっぱり出してきてスキャンしているところ。
クリーンアップ前↓
クリーンアップ後↓
おおおおおー!
消しゴムのカスも出ないし、力もいらない。力を入れすぎてテキスト破れちゃうかもとヒヤヒヤすることもありません。
そして、印刷もiPhone/iPadから直接できるので快適♪
図形などに書き込んでしまっている部分は消しゴムで消してから取り込む必要がありますが、格段に労力は減りました。上の画像では解答欄を残すなんて面倒なことをしていますが、解答欄ごと消してしまえばもっと簡単だったと思います。次からは解答欄も消そう。
ちなみに、この機能は選択範囲を周囲の色(または指定の色)で塗りつぶすという割と単純な機能なのですが、細かいところを消したい場合は、iPad&Apple Pencilを使うとやりやすいです。
Adobe ScanでPDF化したファイルは自動でAdobeのクラウドにアップロードされます。iPadのAdobe Scanからも同じファイルを編集できるので、細かいところだけiPadで補正するなんてこともシームレスにできちゃいます。
このまま印刷して解き直ししてもよし。でも、GoodNotes5というノートアプリを使うともっといろいろなことができるようになるので、それはまたの機会にご紹介できればと思っています。
使い方1. スキャンする
アプリを起動するとサインアップを要求されるので、適当に登録。Googleアカウントなどを使うと簡単です。
アプリの右下にカメラボタンが出てくるので(もしかしたら初回はいきなりカメラが起動するかもしれません)、このボタンを押してスキャン。カメラを書類・テキストに向ければ自動で取り込んでくれます。
使い方2. スキャン範囲を確認(任意)
メニューの「切り抜き」をタップすると
こんな感じで撮影した画像のどの部分を採用するかを調整できます。こんな斜めから撮影したつもりはなかったのですが(汗)、かなり斜めになっちゃってます。でも、自動検出がなかなか賢く、綺麗に切り出してくれています。
使い方3. クリーンアップ(任意)
映り込んだ指を消します。
メニューの右側にクリーンアップというメニューがあります。(メニューをスクロールすると出てきます)
こんな感じでいらない部分を塗りつぶすだけです。細かく消したい場合は、塗り潰しのサイズ(太さ)も変更できます。
使い方4. 色の調整(任意)
私は自動カラー補正しか使いませんが、こんな感じで元の画像のままにしたり、グレースケール(白黒)にしたりできます。
使い方5. PDFを作成する
画面右上の「PDFを保存」をタップ。その下に表示されているのがファイル名になるので、適宜変更してください。
使い方6. 作成したPDFを使う
PDFの保存が終わると、こんな感じの書類メニューが出てきます。
PDFファイルを送る場合
iOSのファイルに保存、他のアプリに送る、AirDropで別のデバイスに送る場合は上の画像の共有をタップ。すると下のような画面が出てくるのでコピーを共有を選択するとiOSの送るメニューが出てきます。
画像にしたり印刷したり
Z会提出用に画像で書き出したいときは、その他をタップするとJPEGで保存できます。印刷もこちらから。AppleのAirPrint対応のプリンターなら、iPhoneから直接印刷できて本当に便利。
AirPrintに対応しているかどうかはこちらのページで確認できるみたいですが、対応していれば、何もせずともiPhoneのプリントメニューにプリンターが表示される気がします。
まとめ
AdobeScanはただのスキャンアプリではあるものの、デジタル活用の第一歩としては最適かなと思います。
例えば、解き直ししたい問題だけ集めて解き直し問題集を作ったり、苦手分野だけをあつめた問題集を作ったり。親が使うだけでも便利に使えそうだなと思ったので、興味のある方は是非試してみてください♪
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