長男のモチベーションが下がってしまい、休養日として1日勉強をしない日を作った話を書いています。
ファシリテーターの質問力
前回の記事の最後にも書きましたが、名ファシリテーターのパパさんと長男の話を聞き、私が気づいてしまったこと。それは、
長男を追い詰めてたのは私だったのかもしれない。
長男の話や気持ちを聞いてるつもりで全然聞けていなかった。
ということ。
”本気で人の話を聞くスイッチ”が入ったときの夫の質問は本当に秀逸です。
再現できないのが残念なのですが、次から次へと長男が自分の言葉で自分の気持ちを話していきます。
それを聞きながら、長男が自分の考えを話しているのを久しぶりに聞いたことに気がつきました。
私やコーチングの本は何冊か読んでいますし、知識としてはわかっているつもりでした。でも、前のめりで関わると決めてしまったことで、自分と子供を分離することができなくなってきていて、知らず知らずのうちに、長男の発言する機会を奪い、私の言葉で埋め尽くしてしまっていたのだなと思いました。
休養日が必要だったのは私だったなと思いました。
我が身を振り返る
1日あったので、ゆっくり我が身を振り返ってみました。
算数が「できるようになる気がしない」と言った長男。私は、つい、「大丈夫!できるようになるから、頑張ろう!」と励ましてしまいました。でも、長男が求めていたのは、できるようになる気がしないという不安な気持ちに共感することだったのだと思います。完全にリアクションミスです。スーパーポジティブな長男の長所をいかそうとポジティブな声かけを心がけていたのですが、必要なのはそれじゃなかった。
勉強のスケジュールについても、一応一緒に考えて意見を聞いているつもりですが、私が答えを持った状態で相談しているので、本人の気持ちは多分ほとんど聞き出せていません。
最近の私と長男の会話は、常に一方通行。私の想いを話すばかりで、長男の想いは全くと言っていいほど聞いてあげられていなかったなと思います。
そして、こちらの記事(新6年生スタート。心はなぜか落ち着いています。)にこんなことを書いています。
でも、各教科、現状何ができていて・何ができていないかがわかってきたこと。それから、長男はどこまで頑張れそうかの幅がなんとなく見えてきたのが大きいような気がします。私はプロではないので、本当にだたの感覚でしかないのですが・・・。
”なんとなくわかってきた”という感覚は期待に繋がります。これが危険だったんですね。期待するということは、一方で、その期待に収まらないときに、ちょっとしたガッカリ感が無意識に言葉や態度として現れてしまうことに繋がるのだろうなと。
私がしたい子育てとはいろいろな面でかけ離れてしまっているということに気付き、大いに反省したのでした。
もう一度聴く力をつけたい
子供たちが小さいころ、『子どもの心のコーチング』という本に出会いました。子育てに関する本は何冊も読みましたが、こちらはその中でも一番信頼して何度も読み返していた本のうちの一冊です。
ここで、もう一度初心に返って、読み返そうと思っています。
また、Kindleでさっと読めるものをと思い、こちらを買って一読しました。具体的な質問方法が記載されていて、とても参考になりました。長男とのコミュニケーションを目的に読んでいたのですが、不安が強めの次男にかけてあげたい言葉も見つかり、とても良かったです。
軌道修正します
最近のモチベーション低下は、今までのママと何かが違うと感じた長男からのSOSだったのかもしれないなと思いました。
前のめりで関わることは続けますが、前のめりの方向性を変えないとですね。
この週末は、本当に大事なことに気づくことができました。ここでしっかり我が家のスタンスを取り戻して、あと1年頑張りたいと思います。
ちなみに・・・
ちょっとスピリチュアルな話になってしまいますが、こうやって、よくない方向に進もうとしているときって、奇跡みたいなタイミングで軌道修正をするチャンスが訪れるものだなと思っています。
少し前に研究職ママさんが書いてくださっていた「社会に出て活躍すること」シリーズも、自分の接し方がよくなかったなと気がつくことができたきっかけでした。そして、いつもはママの話を聴く時間がないパパさんがなぜかリビングでくつろいでいたり。
やっぱり何かあるのかな〜。
関連記事