Z会や塾なしの場合、自分で模試を受ける必要があります。中学受験の模試はいろいろあるのですが、塾や模試により問題の傾向も異なりますし、そもそも母集団のレベルが異なるため同じ実力でも偏差値が変わってきます。
(偏差値って、簡単に言えば「真ん中を50としたときに、どのくらいの位置にいるか」を数値化したものなので、同じ力を持っていても母集団によって偏差値は変わります。)
前回書いたとおり、5年生の秋までは模試を受けてもあまりメリットはないように感じています。首都模試は塾主催ではないのでありかもしれませんが。
Z会を受講されている方であれば、わたしのおすすめは四谷大塚です。次男も5年生冬以降は四谷大塚の模試を受ける予定です。
ちなみに、四谷大塚の全国統一小学生テストや日能研の学ぶ力テスト(旧:全国テスト?)は無料で受けられますが、何を目的としたテストなのかよくわからないので、受けるとしてもイベント的な位置付けで受ける程度かなと思っています。私の中では、少なくとも中学受験の世界の中での実力を測るテストではないという認識です。
これまで長男が色々な模試を受けてきたので、私が感じた違いなどを書いてみようと思います。
母集団のレベル感と偏差値の考え方
母集団のレベルが高い順に、SAPIX→四谷大塚・日能研→首都模試となります。
SAPIXと四谷・日能研は5〜10(高偏差値帯の方がズレが小さい)、四谷・日能研と首都模試は10くらい偏差値がズレる印象です。例えば、SAPIXで偏差値40でも、四谷や日能研だと50くらい、首都模試だと60になるということになります(かなり大雑把ですが)。SAPIXは上位層のための塾だということがよくわかりますね。
それぞれの塾が学校の偏差値(80%の確率で合格する偏差値。厳密には80%の定義も塾によって違うとか)を出しているので見比べてみると面白いです。そもそもSAPIXの偏差値表には掲載されていない中堅校がたくさんあります。
SAPIX
泣く子もだまるSAPIX(笑)
長男も1度だけ組分けテストを受けたことがありますが、テストの難易度も一番高いです。ただ、6年生のSAPIXオープン(SOと略されるようです)は問題に癖がなくどの偏差値帯のお子さんにもおすすめとのこと。本当ですかね?(笑)
偏差値が低くでるので、子供の性格によってはモチベーションダウンに注意が必要。心して受けたほうがよさそうです。
四谷大塚で65を超えるような場合や、志望校が偏差値60以上でSAPIX勢が多いと思われる場合はSOの受験を検討したほうがよさそうです。
四谷大塚
問題に癖もなく、誰でも受けやすい模試という印象です。
Z会をされている方であれば、レベル的にはまずここからスタートするのがよいと思います。四谷大塚では難しいなという場合は首都模試、高偏差値が出たらSAPIXに変えるのが良さそう。
<追記>
ただ、6年生の算数は出題される問題の難易度にムラがある(難問と基礎問に二分される)ので、成績がガタンと下がる可能性があります。ちょっと注意が必要かもしれません。
日能研
長男が5年生のころに日能研の模試を何回か受けていたのですが、私は、日能研の問題は変わってるな〜という印象でした。
ということで、次男は日能研の模試は受けないと思います。
ただ、これは5年生のころの印象で、6年生の最後に受けた模試は他の模試と大きな違いは感じませんでした。
首都模試
四谷大塚や日能研で自信をなくしてしまった場合におすすめなのが首都模試です。
長男の塾も首都模試を勧めていますが、大手以外の小規模〜中規模塾がメインの受験層なのかなと思います。大手塾で鍛え上げられている上位層が少ない分、偏差値が高めにでるとてもありがたい存在です。中堅校を受ける場合は首都模試が良いと思います。
まとめ
6年生では同じ模試を継続的に受けた方がよいといわれています。
中堅〜難関校志望であれば、まずは四谷大塚の模試がおすすめ。その結果次第で四谷大塚を継続的に受けるかSAPIXオープンや首都模試に切り替えるかを検討する流れがよいと思っています。四谷大塚の算数があわなければ日能研もありだと思っています。
5年生から6年生前半まででいろいろな模試を受けてみて、6年生夏以降にどの模試を受けていくのかを定めることが大事そうです。
模試にいくときはいつもinゼリー ブドウ糖を持っていきます。休憩時間にさっとエネルギー補給できて便利です♪
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